●其之一 6/3
●其之二 6/14
●其之三 7/13
******************************************************************************************
● 其之一 ●平成20年 6月3日●
皆さんは鰻〔うなぎ〕はお好きですか?
大好きで鰻屋によく食べに行かれる方、特別な日にちょっと贅沢して食べる方、土用の丑の日にだけ食べる方、
…ちょっと苦手だという方もいらっしゃるかもしれませんね。
高たんぱくで消化が良く、栄養満点の鰻ですが、昨今の価格高騰や産地偽装などで
残念ながら敬遠している方もいらっしゃるかと思います。
当社の駅弁にも、『国産 うなぎわさび飯』がございますが、こちらはただ今鹿児島県産のうなぎを使用しております。
どうぞ安心してご賞味ください。
さて、『国産うなぎわさび飯』も、大変ご好評頂いておりますが、
当社ではこのたび、更なる究極のうなぎ弁当を求めてプロジェクトを開始いたしました!
正統派の、安心して食べていただける、美味しいうなぎ弁当…。
もし可能であれば、静岡のうなぎにこだわりたい!
どこまで理想に近づけられるかわかりませんが、ただ今全国各地のうなぎを取り寄せ、吟味している最中です。
開発の成果や進展は、随時こちらでお知らせできれば…と思います。
手探り状態での出発ですが、皆様に満足していただける鰻弁当を目指して頑張っていきますので、
どうぞよろしくお願いいたします!
● 其之二 ●平成20年 6月14日●
ご存知のとおり、私たちが普段口にする鰻は、そのほとんどが養殖物です。
よく小売店等で目にするのは、国産の養殖物では、生産量の多い鹿児島産や愛知産、
輸入物では中国産や台湾産ではないでしょうか?
昔はよく川で天然物を獲った…なんて思い出のある方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし現在では、天然鰻の量は川の整備や汚染等で減ってしまい、なかなか専門店でないと味わうことは難しいようです。
このように天然鰻に希少価値がある事はもちろんですが、最近では養殖鰻でさえ、高価なものになってきています。
最近の産地偽装の多発が示すように、国産=安心 というイメージが強いのか、国産の養殖鰻は引く手あまた…。
美味しい鰻を確保するのも一苦労です。
『養殖する数をもっとたくさん増やせば、安く売れるようになるのでは?』
…確かにそうなのかも知れませんが、なかなかそうはいかないようです。
というのも、養殖とは言っても、うなぎの人工孵化は商業的に確立されていないので、
稚魚は全て天然物を捕まえて、そこから育てる…というのが理由でしょうか?
養殖鰻も、元々は天然の鰻だったんですね。
鰻の稚魚はシラスウナギと言います。
黒潮に乗って日本沿岸に来たシラスウナギを捕まえて、それを育てる…というのが現在の養殖方法なので、
『シラスウナギの捕獲量が、養殖鰻の生産量を左右する』
という事らしいのです。
そして今年はシラスウナギが少ないとの事…
稚魚の値段も高くなってしまい、出荷時の価格の高騰ぶりも仕方が無いのかもしれません。
『・・・それでも美味しい鰻が食べたい!』
当社では、来る丑の日のデパートでの催事に向けて、数ヶ月前から鰻の新しいお弁当を開発してきました。
高価ながらもなるべく手軽に味わっていただける物と、
お土産にも最適な、インパクトのある物の2種類をご用意いたしました。
こちらは駅弁ではありませんが、鰻の研究をしながら、より良い駅弁の開発につなげて行きたいと思っています。
次回は、そのお弁当の開発について紹介する予定です!
● 其之三 ●平成20年 7月13日●
いよいよ、土用の丑の日が近づいてまいりました!今年は7月24日(木)です。
スーパーやコンビニ等でも、鰻重や鰻弁当の予約を受け付けている所が多いようですが、やはり国産志向のように見受けられます。中には中国産鰻を使ったものもありますが、安全面に配慮した自社契約養鰻場で育てたもの等、生産管理を徹底した鰻を使っているようです。
さて、当社の、デパートでの催事用鰻弁当の事に前回触れましたが、
どこのデパートかと申しますと、実は京王百貨店新宿店なのです。
7月22日(火)〜24日(木)までの3日間、中地階にて行われます。
使用するのは、もちろん国産鰻です。
鰻の確保には大変苦労しましたが、かなり前から準備していた甲斐もあり、
幸運にも、今回静岡県産の鰻を使えることになりました!
しかも鰻の養殖地として有名な、
浜名湖周辺の養鰻場で育った、浜名湖うなぎです!
(←こちらが証明書になりますが、当日も掲示させて頂きます。)
この美味しい鰻を使用して、2種類のお弁当を作ります。
取引先業者の話によれば、あと数日遅かったら在庫が無くなっていたとの事…
早めに手配したとはいえ、とてもラッキーだったようです。
どんなお弁当か、そろそろご紹介しましょう。
前回の終わりに、
『高価ながらもなるべく手軽に味わっていただける物と、お土産にも最適な、インパクトのある物の2種類』と書きましたが
1つめの 『高価ながらも なるべく手軽に味わっていただける物』 はこちら!
『 静岡県産 浜名湖うなぎ ひつまぶし風 鰻玉飯(うなたまめし)』 です!

価格は、一折1260円となっております。
どうしても色味が暗くなりがちな鰻のお弁当に、目にも鮮やかな玉子そぼろと絹さやが彩りを添えています。
価格を抑えつつ、味も、見た目も満足できるもの・・・
様々な試行錯誤の末、出来上がったものがこのお弁当です。
白いご飯の上に、少し大きめに刻んだうなぎの蒲焼と、しっとりとした玉子そぼろ。
鰻を食べたいけれど、鰻重では少し重いかな?という方や、ランチに手軽に食べたい方にもお勧めです!
もう一方、『お土産にも最適な、インパクトのある物』 はこちら!
『 静岡県産 浜名湖うなぎ 尾頭付(おかしらつき) 』です

価格は一折2600円です。
名前の通り、関東では珍しい有頭の鰻蒲焼を、丸々一尾、贅沢に使いました!
お好きな大きさに切り分けてお召し上がりください。
おめでたいときに尾頭付きの魚が食べられますが、
鰻の尾頭付なら、スタミナもアップ、夏バテ防止で良い事ずくめですね。
尾頭付き鰻を見たことが無い方へのお土産にも喜ばれそうです!
関西の方は尾頭付きの鰻を見慣れていると思いますが、
関東の方は、初めてご覧になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
蒸しの工程を入れ、やわらかく仕上げるのが関東風ですが、静岡県の主流はその関東風です。
静岡県の駅弁屋である当社が、関東のデパートで、あえて関西風の尾頭付で変わった弁当を作る理由…
それは、蓋を開けたときに、『他とは違う個性』を感じていただきたいからです。
今まで駅弁を80余年作ってきた、駅弁会社だからこそ作れる弁当を作ろう!
そういう心意気を感じていただけたらうれしく思います。
東京では、おそらくなかなかお目にかかれない、インパクトのある丸ごと一尾の『尾頭付』。
冷めても美味しく頂ける、駅弁屋ならではの『鰻玉飯』。
どちらも、静岡県産の浜名湖うなぎを使った自信作です!
この機会に是非ご賞味ください!
尚、鰻の数に限りがございますので、混雑が予想される最終日はどうぞお早めにお越しくださいませ。
新富士駅で販売している加熱式容器駅弁『国産うなぎわさび飯』(1400円税込)も販売いたします。
こちらはただ今鹿児島県産の鰻を使用しております。
どうぞよろしくお願いいたします。
|